ターナー症候群だと太りやすい?
こんにちは、26歳ターナー症候群のりっちゃんです!
今回は、ターナー症候群と肥満についてです。
ターナー症候群の人は肥満になりやすいと言われているので、ターナー症候群の方やご家族は、そのことを気にされているのではないでしょうか?
実際、ターナー症候群である私は太りやすい体質で、一時期は肥満体型でした。
今は標準体型を維持できていますが、太りやすいことには変わりないので、気をつけていることがいくつかあります。
肥満体型だったときのこと、肥満にならないために私が気をつけていることをお話ししますので、太りやすいことを気にされている方はぜひお読みください。
それではよろしくお願いします!
体重の変化
小さい頃からぽっちゃりした体型でした。
小学5年生頃には、学校の健康診断で太り過ぎに注意するように言われました。
中高生の頃は、太るのが怖くてご飯をあまり食べられず、痩せていました。
一番痩せていたときは、身長145㎝、体重30kgでした。
それでも、太ももや腕はそんなに細くなかったので、痩せにくい体質なのだと思います。
20歳を過ぎて、食生活が荒れていた時期には、ものすごい勢いで体重が増えていきました。
体重は60kgを越え、痩せていたときの倍になりました。
そのころは常に体がだるかったです。
現在(26歳)は、45kg±1kgをキープしています。
気をつけていること
肥満体型だった私が、適正体重になるまでにやったこと、今も気をつけていることをご紹介します。
食生活
主に食事量で体重をコントロールしました。
野菜を多めにして、炭水化物は減らすことで、体重は減っていきました。
今でも白ごはんはあまり食べません。
いっぱい食べた次の日は、食べる量を少しにするなどして調整しています。
毎日体重計にのる
体重をコントロールするには、体重をまめにチェックするのがおすすめです。
体重を毎日計って増減を確認することで、日々の食べ過ぎを防ぐことができますし、無理なダイエットをしていないかも知ることができます。
最後に
ターナー症候群の人は、太りやすい体質とうまく付き合っていく必要があるでしょう。
運動が好きな方は運動するのでも良いと思いますし、ご自身にあった方法で体重管理をしてみてください。
お読みくださりありがとうございました!
ターナー症候群は二次性徴が現れない!?
こんにちは、26歳ターナー症候群のりっちゃんです!
今回は、ターナー女性の二次性徴についてです。
一般的な女性は思春期になると、胸が膨らんだり、生理がはじまったりするなどの二次性徴が現れます。
しかし、ターナー女性には二次性徴が現れないことが多いようです。
ターナー症候群のお子さんをお持ちの方の中には、
- 生理はこないの?
- 胸は膨らまないの?
と気になっている方もいるのではないでしょうか?
そこで、ターナー症候群である私が実際にどうだったのかをお話しします。
あくまで一個人の体験ですが、参考にしていただければと思います。
それでは、よろしくお願いします!
二次性徴は現れた?
結論から言うと、他の子たちと同じくらいの歳で二次性徴が現れました。
小学4年生頃から少しずつ胸が膨らみはじめましたし、小学5年生で初潮をむかえました。
胸の膨らみに関しては、他の人たちと違ったところはないです。
ただ、自然に生理がこないことはよくあり、女性ホルモンの薬を飲んで生理をおこしています。
治療
二次性徴が現れなかったときは、女性ホルモンの薬で治療し、月に一回生理がくるようにするみたいです。
私は自然に生理がきましたが、いまの状態は正常とは言えず、女性ホルモンの薬で月経周期を整えています。
二次性徴が現れたかどうかに関わらず、薬による治療が必要になる場合が多いのでしょう。
最後に
ターナー女性には二次性徴がないという情報が多いですが、私の場合は違いました。
同じターナー女性でも、個人差があるということなのでしょう。
「ターナー症候群だからこうなんだ」と決めつけるのではなく、「〇〇ちゃんはこうなんだ」というように、その人の個性を尊重してあげられたらいいなと思います。
お読みくださりありがとうございました!
ターナー症候群だと本人に告知 いつ?どのように?
こんにちは、26歳ターナー症候群のりっちゃんです!
今回は、ターナー症候群だと私自身に知らされたときのことについてです。
いつ本人にターナー症候群だと話そうか、迷われている親御さんもいるのではないでしょうか?
話すタイミングは病院の先生とご相談されるのが良いと思いますが、私の体験も参考にしていただければと思います。
- 「いつ」「どのように」知らされたか
- 知らされたときにどう思ったか
- 親御さんへのお願い
をお話しします。
告知のタイミングで悩んでいらっしゃる親御さんには、ぜひ読んでいただきたいです。
それではよろしくお願いします!
いつ?どのように?
16歳(高校1年生)のとき、婦人科の先生から話されました。
小学2年生のときにターナー症候群だと診断されていたのですが、私自身が診断名を聞いたのは、16歳のときが初めてだったと思います。
母と一緒に診察室に入って、先生の話を聞きました。
「ターナー症候群であること」
「性行為をするのに問題はないが、自然に妊娠するのは望めないこと」
を伝えられました。
どう思った?
正直ショックでした。
小学生の頃からずっと通院していたので、自分の体に何か問題があることは察していましたが、それでもショックでした。
身長があまり伸びないことは気にしていませんでしたし、体のことで困ることは特にないと思っていましたから…。
子どもを産むことができないと知るのは、とてもつらいことでした。
いつか結婚して、子どもを産んで、幸せな家庭を築くんだと思っていたのに、その夢が一瞬にして消え去ったのです。
しばらくは気持ちが沈みました。
親御さんへのお願い
今は、「子どもを産むだけが幸せではない」と思っていますし、妊娠できなくても幸せに過ごしています。
ですが、気持ちの整理ができるまでには何年もかかりました。
気分が落ち込んだり、孤独感に襲われたり、つらい思いをしました。
もし娘さんが、私と同じように苦しむことになったときは、とにかく味方でいてあげてください。
相談されたら、明るく励ますよりも、つらい気持ちを受け止めてあげるといいかなと思います。
悩むことになっても、きっと自分で立ち直るので大丈夫です。
娘さんの力を信じましょう!
最後に
ターナー症候群は、本人だけでなく親御さんも悩む場面があることでしょう。
いつ告知するかは悩みの一つだと思います。
この記事が少しでも参考になったなら嬉しいです。
お読みくださりありがとうございました!
子どもを産めなくても結婚できる?
こんにちは、26歳ターナー症候群のりっちゃんです!
今回は、妊娠できない体質の私が結婚したときのお話です。
私は妊娠することが難しい体質なので、結婚するまでにそのことでたくさん悩みました。
- 子どもを産めないことを、いつパートナーに告げようか
- 子どもを産めない私のことをパートナーはどう思うだろうか
- 結婚した後で、やっぱり自分の子どもがほしいと言われたらどうしようか
そういった悩みを抱えながらも、私は結婚するという選択をしました。
そんな私の体験談や今の思いをお話します。
子どもを産むのが難しい体質だからという理由で、結婚に消極的になっている人にはぜひ読んでいただきたいです。
また、パートナーが妊娠を望めない体質だという方が読んでくだされば、パートナーの気持ちに寄り添えるようになるかと思います。
それではよろしくお願いします!
パートナーにいつ話す?
自分には子どもを産むことができないということを、いつパートナーに話そうか悩まれている方は多いと思います。
特に結婚を意識している方にとっては、大きな問題となっていることでしょう。
どのタイミングで話しても正解だと思いますが、悩んでいる方は私の体験を参考にしてみてください。
婦人科の先生の言葉
私はターナー症候群で、妊娠することが難しい体質です。
そのことを「いつ」「どのように」彼氏に伝えるかで、ずっと悩んでいました。
いつかは伝えなければ思うことで苦しくなったり、受け入れてもらえなかったらどうしようとおびえたり…。
そんな気持ちを打ち明けられる相手がいなくて孤独でした。
ある時、婦人科の先生にその悩みを相談してみると、
「いつ言っても大丈夫。言えないような相手なら、それまでの関係なのだから次の人を探せばいい」
という答えが返ってきました。
それは私にとってすごく納得のできる言葉でした。
自分のすべてを受け入れてくれる人でなければ、ずっと一緒にいるのは難しいですからね。
「いつ」「どのように」伝えるかよりも、打ち明けてもいいと思える相手かどうかが、考えるべきポイントなのだと思います。
彼氏に打ち明けたときのこと
今の旦那に話したのは、付き合って2〜3ヶ月くらい経ったころでした。
ターナー症候群であることと、その影響で子どもを産むのは難しいことを伝えました。
(泣きそうになっていました…)
すると彼は、「子どもが産めるかどうかは関係ない」と言ってくれました。
話したことで心が軽くなりましたし、受け入れてくれたことで安心して付き合うことができました。
やっぱり勇気を出して打ち明けて良かったなと思います。
ちなみに、旦那以外の男の人に打ち明けたことがありますが、そんなに気にならないという人が多かったです。
意外と受け入れてくれる人は多いのかもしれませんね。
結婚後に思うこと
結婚してからも、子どもがほしいかどうか旦那と話しました。
子どもは好きなので、いつか二人で子育てをできたらいいなと思っています。
ですが、不妊治療をすると、経済的にも身体にも、精神的にも負担がかかるようなので、今のところ不妊治療をしようとは思っていません。
自然に妊娠する可能性はほとんどないと思うので、里親になって子育てするという選択肢も考えています。
今でも悩むことは多いです。
子どもを連れた家族をみると羨ましくなりますし、小さい子をみるだけで苦しくなることもあります。
ですが、一人で抱え込むことはなくなりました。
子どもを産めないということが、私だけの問題ではなくなったことで、孤独ではなくなったのです。
伝えたいこと
結婚しなければ不幸せというわけではありませんし、絶対に結婚するべきとまでは思いません。
ただ、子どもを産むことができないという理由だけで結婚を諦めているのなら、どうか諦めないでほしいです。
あなたの全てを受け入れてくれる人は見つかります。
勇気を出して、大切なパートナーに打ち明けてみてほしいです。
この記事があなたの勇気になれば嬉しいです。
読んでくださりありがとうございました!
20代で更年期症状が!
こんにちは、26歳ターナー症候群のりっちゃんです!
今回は、20代で更年期症状が出たことについてです。
更年期障害について簡単に説明した後、私が実際に体験したことをお話しします。
私に症状が出たのはターナー症候群の影響だったので、ターナー症候群の方やその関係者の方には、ぜひ読んでいただきたいと思います。
ターナー症候群でなくても、更年期障害について関心のある方に読んでいただけると嬉しいです。
それではよろしくお願いします!
更年期障害とは?
更年期とは、閉経前後の約10年間のことを指します。
一般的に閉経するのは50歳ごろなので、45〜55歳ごろが更年期です。
更年期になると卵巣の機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少します。
それによりホルモンのバランスの乱れ、体だけでなく精神状態にも不調が起こるのです。
更年期に起こるさまざまな不調を更年期症状といい、中でも仕事や日常生活などに支障が出るほど症状が重い場合を更年期障害と呼びます。
私の体験談
私はターナー症候群の影響で、26歳で更年期症状が出ました。
- のぼせる
- 急に汗が出てくる
- 頭痛
- イライラする
- 疲れやすい
そういった症状が、薬を飲み始めるまで3週間ほど続きました。
一番気になったのは、のぼせることでした。
全身が熱いわけではなく、顔だけが熱くなっていました。
イライラや無気力といった精神的な症状もあり、家事をするのも困難でした。
治療
以前から通っている婦人科で血液検査などで調べたところ、卵巣の機能が低下していることがわかり、治療することになりました。
- エストラーナテープ:貼り薬、卵胞ホルモンを補充し更年期症状を改善する(2日に1回張り替えて毎日)
- デュファストン:錠剤、排卵誘発作用がある、無月経・月経周期異常・月経困難症などの治療に使われる(1ヶ月に1回ほど、1回の期間は2週間)
私は主にこの2種類の薬を使っていて、デュファストンの副作用の吐き気を抑えるために、吐気どめも併用しています。
薬による治療を始めてからは症状は軽くなり、日常生活で困ることはなくなりました。
今後も薬を飲み続ける必要があるのだろうと思います。
精神的な症状については、精神科で診てもらっていますので、それについても別の機会にお話できればと思っています。
そちらもお楽しみに!
子どもを産めない女性〜本紹介『春待ち雑貨店 ぷらんたん』〜
こんにちは、26歳ターナー症候群のりっちゃんです!
今回は、ターナー症候群の女性が登場する小説、岡崎琢磨さんの『春待ち雑貨店 ぷらんたん』をご紹介します。
私自身がターナー症候群なので、とても共感できました。
ターナー症候群の方やその関係者の方、子どもを産めないことで悩んでいる方には、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
ネタバレにならない範囲で、ターナー女性目線での感想をお話ししたいと思いますので、お読みいただけると嬉しいです。
それではよろしくお願いします!
『春待ち雑貨店 ぷらんたん』ってどんな小説?
ミステリーなのですが、刑事ものや探偵ものではありません。
プレゼントされたネックレスに刻まれた暗号を解読するなど、日常的な出来事の中にある謎を解いていく物語です。
4つの短編に分かれていますが、すべてのお話はつながっています。
それぞれの物語の長さは文庫本で60〜90ページほど。
気軽に読むことができ、ほっこりした気持ちになれる小説です。
ターナー症候群の私が読んだ感想
ここからは、1つ目の物語についての感想を書いていきます。
ターナー症候群のアラサー女性が主人公のお話です。
「この話の主人公は私そのものだ」
そう思うくらい主人公に共感できました。
子どもを産み育てるという「ありふれた日常」が、自分には永遠に訪れないということを思い知ったとき、どれだけ心を揺さぶられたことか…。
物語とは思えないくらいにリアルな感情の描写で、主人公の感情が自分の中に入ってくるようでした。
つらい気持ちを誰とも分かち合えない孤独感。
子どもが産めない体質であることで結婚に前向きになれない気持ち。
そういった思いを抱えながらも、自分なりの幸せを探していく主人公に勇気をもらえました。
「幸せのカタチは一つだけではない」
そう思わせてくれるお話です。
みなさんも、ぜひ読んでみてください!
自己紹介&私の思い
はじめまして、りっちゃんです!
ターナー症候群の方や、そのご家族・パートナーの方に向けて、ブログを書くことにしました。
今回が初めての投稿なので、簡単に自己紹介をして、ブログを始めた理由をお伝えします。
どうぞよろしくお願いします!
自己紹介
ターナー症候群の女性
26歳(2021年3月現在)、既婚
身長:145cm
体重:45kg
婦人科と精神科に通院中
ブログを始めた理由
私は、ターナー症候群であることで悩みを抱えています。
しかし、悩みを共有できる相手が身近なところにいなくて、孤独を感じてきました。
ネットで検索してみても、ターナー症候群の方が自分のことを発信しているケースはとても少なく、共感してくれる相手は見つかりませんでした。
誰とも分かり合えない、誰に相談すればいいのか分からない…。
そんな思いに苦しむ中で、「きっと私と同じ思いをしている人がいるはずだ」と思うようになりました。
私と同じ悩みを抱えている人たちのために、何かできることをやりたいと思ったのが、このブログを始めたきっかけです。
症状のことや病院のこと、困難を乗り越えたことなど、なるべくリアルな話ができればと思っていますので、今後も読んでいただけると嬉しいです。
よろしくお願いします!